めぐるファッションラボ第五回レポート

めぐるファッションラボとは

概要
エシカル・サステナブルファッションを本格的に勉強したい方へ向けた、エシカルファッションブランドINHEELSが主催する勉強会です。
洋服の原料から廃棄までを解説した「循環するファッションー新しいデザインへの挑戦」を、参加者全員で読み進め、意見交換をする形式で勉強します。
日時
3/28〜7/4の間で全8回
場所
CHANNEL 01

第五回の内容 5/23

アジェンダ

Part 2 【ファッションシステムの変革】「地域」「生態模倣」「スピード」

内容 

「服の地産地消」によるメリットと、発展途上国に「雇用」という大きな影響力を与えることの比較や、生態模倣という、自然のシステムを応用した技術(?)をテキスタイル作りにどう生かすかということを学びました。
また、データ化やCADシステムの導入によって3週間で製品が出来上がるスピード感によって、過去5年で価格・生産期間は30%削減されています。
これが、今日のファストファッションの背景です。
それに対して、スローな考え方とは、ファストな考え方とは逆の思考を持っているものを指しますが、ファストな考え方にはないものも持ち合わせているものであると学びました。

実は、今回のめぐるでは「愚痴大会」だったり、「最近の違和感」だったり「思っていること」を伝えたり…という、ちょっと本からは離れてみんなで話し合ってみる回でした(笑)
なので、本のタイトルとはちょっと違う視点な部分もありますが、みんなのモヤモヤを拾っていきたいと思います。

「すごい!!!」を伝える

ありちゃんが先日、富士吉田にある傘とネクタイの織物工場へ行った時のお話や、それを含めて日本の各地の工場で感じたことについてお話をしてくれました。
「今の時代、こんなことをやっていたらダメになってしまう」という考えを持っている生産者の方もいるそうで、息子さんには後を継ぐのではなく、他のことをさせている方もいるみたいです。
そうなってしまうと、その地域で発展してきた技術は今の代(お父さんの代)で終わってしまいます。
ずっとずっと長い時間をかけて技術を独自に発展させてきたからこそ、そこでしか作れないものができているのに、あと少しでなくなってしまうかもしれません。
そこで大切なことが、「すごい!!!!」ということを伝えることだと、ありちゃんは言ってました。
生産者の方にとってみれば、毎日の仕事で普通のことになってしまっていることも、他の人がすごいということで、気づいてくれるきっかけになるのかもしれません。

こんな記事も見つけました。富士吉田一回行ってみたいかも(笑)

生地の開発とデザイナー

生態模倣について、なかなか難しいかなと思ったので、ここは本に載ってることを解説したいと思います(笑)
みなさんも、冬場は手放せないヒートテック!!これは、ユニクロと東レが共同開発したものです。
新しい機能をもった繊維や生地は、素材メーカーなどの研究所で開発されます。
しかし、デザイナーはこういった生地開発に参画しづらく、両者の間のやりとりというのは少なくなってしまっています。
対して、それらを着る消費者はどう考えているのでしょうか。
ヒートテックは国民の必需品とも言えますが、超高機能・高性能な洋服は求めていないというのも現実です。
それよりも大事なものは、「デザイン・流行」でしょう。
そこで、開発の中でデザイナーとのやりとりが必要とされているというわけです。

ファストファッションの定義ってなんだろう?

「ファストファッションとは」とネットで検索しても、こんなに定着している言葉ながら、明確な定義がされていません。

ファストファッションをポジティブに捉えた定義というのがこちらです。

「ファスト・ファッションとは「流行の最先端をいち早く取り入れた、低価格で、ほどよい品質」のファッションを言います。」

つまり、誰でもトレンドを追いかけることができるような価格のファッションブランドであるということです。これは、ファーストリテイリングのサイトに載っていました。

対して、ネガティブに捉えた定義が、今回のめぐるで提案された定義です。

「消費者に買い替えることをほのめかすファッションブランド」
「哲学がないブランド、どこで生産されているか説明ができないブランド」

ファストファッションをどう捉えるかによってだいぶ印象の変わる文になっています(笑)
みなさんはどちらに共感されますか??

大量発注なエシカルファッション

ここ最近百貨店の中で、「エシカルファッションを」という動きが多く見られています。
もちろん、エシカルファッションブランドもビジネスなので、売れなければ意味がないものです。
しかし、大きいエシカルファッションもまた、違うものです。
エシカルファッションが求めるものは「ずっと支えてくれること」
そして、一つ一つ手作業だったり、時間をかけて生産しているため、大量発注というのがそもそも難しい…
世の中に広まっていくこと、それがビジネスのキーワードになることと、生産側の気持ちや状況をどうやって噛み合わせていくかが新しい問題になってきた時代。みたいですね。
(この話自体でっかいなぁと思うのが大学生の本音。笑)

考えたこと・印象に残ったこと

フェアトレードの学校のレポートで書いた、「自分ごと」として捉えてもらえるような伝え方、とその難しさについて今回ぽろっと言ってみたのですが、「自分ごと化」って何?という話になって。
私の中では、こういうことに関して考えたら自分のこととして捉えられているのかなと思ったり、でもそれを行動に移したところからなのかなーと思ったり。
答えは出ませんでしたが、無限ループには突入しました(笑)

感想

今回は人数もかなり少なくて、かなり愚痴に次ぐ愚痴という感じで、日々の違和感みたいなのが発散された、よく言えばデトックス回でした!楽しかった!人間そんなもんだよね。(笑)
エシカルがビジネスに使われることで、「なんだか自分の村が荒らされている不快感…」だったり、「そういう時代が来たんだなあ」と思ったり。
具体的には渋谷にできたトランクホテルや、H&Mのコンシャスラインの話でした。
トランクホテルって改めて検索したけど、サービスデザインというか、そういう面では嫌いじゃない(笑)
「気づいたらフェアな・エシカルなものだった」が実現されている場所ではあるなーと。
欲を言えばそれを隠して、違う側面でプロモーションしてくれたら、もっとそれが実現されている場所になるとは思うんだけど。
(トランクホテル関係者の人見てくれないかな。ちょっとしたいやらしさがなくなると思ってますって小声で言ってまーす。)

H&Mのコンシャスラインに関してはあまり知識がなかったので、ゆかさんが書いていたブログを読んでもやもやしてます(笑)

http://inheels-ef.tumblr.com/post/45829810530/hmのコンシャスコレクションオーガニックコットンやリサイクルポリエステルを使ったコレクションが

結構長くなっちゃいましたが、最後まで読んでくれた方がいたらとっても嬉しいです。
めぐるに参加している時間ぐらい(2時間)これを書くのに時間がかかっています(笑)
要領の問題かもしれない…

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