めぐるファッションラボとは
概要
エシカル・サステナブルファッションを本格的に勉強したい方へ向けた、エシカルファッションブランドINHEELSが主催する勉強会です。
洋服の原料から廃棄までを解説した「循環するファッションー新しいデザインへの挑戦」を、参加者全員で読み進め、意見交換をする形式で勉強します。
日時
3/28〜7/4の間で全8回
場所
CHANNEL 01
第三回の内容 4/25
アジェンダ
Part 1 【ファッション商品の変革】「消費者における衣服の取り扱い」「廃棄」
内容
衣服のライフサイクル(製造から廃棄されるまで)は、他のライフサイクルよりも資源消費が大きくなります。なぜなら、ライフサイクル自体が長いからです。加えて、「洗濯」というものが定期的に行われて、そこで使われるエネルギーや水の量は相当なものになるため、資源消費が大きくなります。
不要な衣料同士を再裁断したり、組み合わせたりして新しい衣料にするアップサイクリングが注目されるなど、洋服の最後をどうするかという点が考えられています。ただし、リサイクルにおける技術革新はかなり発展したものの、ゴミ問題は短期的にしか解決できません。
日本のお洗濯は意外とエコだった!
みなさん、洗濯物を乾かす時ってどうしてますか?
日本ではわりと外干しが当たり前だと思います。忙しい人は乾燥機使うのかな…?
実は、アメリカでは外干しを推奨しない文化的背景があります。それは、洗濯物を外干ししている地域の不動産価値が下がってしまうというものです。
洗濯物が外に干されてるなんてカッコ悪い!乾燥機ないのかしら!みたいな多分そんな感じです(笑)
家電メーカーも「家電持ってるのってかっこいいよね!」というプロモーションをしているみたいです。
また、みなさんの家の洗濯機って、お湯でお洗濯してますか?
基本的には、水で洗いますよね(笑)
これも国によって違うみたいで、イギリスとかではかなり高温のお湯で洗濯することが普通みたいです。
と、いうことは!
洗濯するときにお湯に変えるエネルギーと、乾かすときに高温にするエネルギーで、外国ではかなりのエネルギーを消費しています。
その点、日本では普通に暮らしているだけでも、他国に比べたらエコな洗濯というわけです。
3R
なんかちょっと聞き覚えのあるフレーズだと思います。
reduce・reuse・recycle(減らす・繰り返し使う・再資源化する)
日本語のリサイクルは、どちらかというとリユースに近いです。
リサイクルというのは、もう一度繊維に戻したりとか、そのまま再利用するのではなくて、加工が入ったりします。
先ほど、リサイクル技術が発展しても、ゴミ問題は短期的にしか解決できないと書きました。
それは、生産量が変わるわけではないからです。使ったものが生まれ変わる。
もちろん、その生まれ変わったものをきちんと使っていけばゴミになるものが少なくなるかもしれません。
ですが、「買わない」という選択が根本的なゴミをストップさせるものでもあります。
じゃあそれどうするの?ということに関しては「印象に残ったこと」に書きたいと思います。
日本人は自分の選択肢が自分で分かってない!?
ちょっと難しく言うと、「合理的意思決定の4プロセス」というみたいですが、国際経済について学んでいる子が共有してくれた、何をするか決めるための思考の順序(?)についてです。
そのプロセスが日本人と外国人では異なるそうです。
1.選択肢空間の把握(どういう選択肢があるのか)
2.選択肢の順列付け
3.実行可能な部分の決定
4.順列の1位を選ぶ
外国人はこのように決めていくそうですが、日本人は最初の1が無く、そのあとも3-2-4と進んでいくようです。
このプロセスは特にRadical(理由がある)意思決定で、洋服を選ぶときにも当てはまると考えられます。
1がないということは、日本人には自分の選択肢が自分の中にないということです。
みなさんは、自分が好きなものを選んでますか?みんなが着ているから着る、それで満足していますか?
考えたこと・印象に残ったこと
ちょっと触れましたが、「自分の好きなものは何?」ということを知ることが、reduceに繋がっていくのだなと思いました。
もちろん、トレンドに乗る方が楽です。だって、それっぽく見えるから(笑)それがおしゃれだと周りも思ってるから(笑)
だけど、もっと「一着への愛着」をもって服を買って、着るだけで少し何かが変わるのかなと思います。
GUバギージーンズ着まわし6パターン!!
こちらの動画でも触れていますが、ファストファッションを買うことが悪いことなんじゃなくて、その買う服をいろんな方法で着倒してほしいなと思います(´-`).。oO(
感想
廃棄ってとっても難しいです。
先日あげた動画でも、だらだらと話していますが、私はアパレルでアルバイトをしている以上、服を買うことの頻度はどうしても他の人より多くなってしまいます。
去年買った洋服と、今年買った洋服をどうやって組み合わせるか。
そうやって着まわしを考えてはいますが、5年後同じ組み合わせで着ているかといったら、着ていないと思います。
トップスが新しくなるのか、ボトムスが新しくなるのか…
5年後も着たいと思える服を買いたいなと思いました。